2016年04月23日

1973年製のセイコー・クォーツQRの電池交換

  1973年製のセイコー・クォーツQRの電池交換
 1973(昭和48)年に製造された初期型のセイコー・クォーツQRの画像です。定期的に電池交換に訪れているお客様から交換の依頼があり、即日対応で作業を行ないました。費用は1,620円、所要時間は15分ほどでした。
 この時計は大きなトラブルもなく、38年にわたって電池交換のみで動き続けてきました。現在の時計では到底考えられない耐久性の高さに驚くと共に、当時のセイコーの技術力と品質水準の高さに感服します。
  1973年製のセイコー・クォーツQRの電池交換
 裏蓋に「SEIKO」のロゴマークと「STAINLESS STEEL(ステンレススチール)表記」、「JAPAN(日本製)」、キャリバー番号とケース番号の「3862-7000」、製造番号を示す「364519(1973年6月製造)」の刻印があります。
 クォーツの初期モデルのため、裏蓋全体を開けて電池交換するのではなく、電池交換専用の蓋のみを開閉するタイプです。使用している電池(SR44SW)も現在の腕時計ではまったく採用されていない大きいサイズで、作動期間は約2年間です。



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Posted by 時計屋さん☆むらまつ at 10:48│Comments(0)時計修理セイコー【SEIKO】
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