2017年10月07日

IWCポルトギーゼのオーバーホール修理

   IWCポルトギーゼのオーバーホール修理
 100万円以上する高級時計、IWCのポルトギーゼの画像です。ベゼルに深い打痕があり、その修復作業とオーバーホール修理をIWCに依頼したところ、オーバーホール97,740円、文字盤交換54,000円、リューズ交換6,480円、ミドルケース交換408,240円の合計で566,460円の見積り金額が出ました。
 IWCの見解によると、べゼルの打痕が原因で防水性能が劣化するためにミドルケースの補修もしくは交換が必要で、日本では補修が出来ない箇所なので交換するとのことでした。お客様にとっては56万円にも及ぶ見積り金額は許容範囲をはるかに超えており、今回はやむなくキャンセルしました。
   IWCポルトギーゼのオーバーホール修理
 再度お客様から相談を受けて、今度は工房を構える1級技能士の職人さんに修理を依頼しました。その結果、防水性能の劣化を了承してもらう条件でオーバーホール修理を引き受けてくれ、ミドルケースはそのままですが、リューズと文字盤は交換せずに補修で済ませ、129,600円の費用で無事に直りました。
 IWCポルトギーゼのオーバーホール修理
 ベゼルに深い打痕があり、そのときの衝撃が原因で文字盤にも若干の歪みが生じていました。IWCの見積書によると、交換ではなく補修を希望する場合はスイス本社に送ることも出来るが、それでも交換必須と診断される可能性について記載されていました。
IWCポルトギーゼのオーバーホール修理



同じカテゴリー(時計修理)の記事

Posted by 時計屋さん☆むらまつ at 09:00│Comments(0)時計修理IWC
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
IWCポルトギーゼのオーバーホール修理
    コメント(0)